「最近NFTが流行っているらしいけど、何のことなの？」
「NFTで稼げるって聞いたけどどうやって！？」
情報感度が高いSNSの住人やインフルエンサーが、こぞって立ち上げるNFTの話題。
なんのことだかサッパリでお手上げ状態の方は多いのではないでしょうか？
この記事では過去にあったNFTの高額取引事例を併せて、わかりやすく解説しています。
数年後には僕たちの生活に浸透し、なくてはならないサービスとして展開されていくでしょう。
NFTの知識を身につけ、技術を最大限に利用できるよう今のうちに仕組みの理解を済ませちゃいましょう。
この記事の要点
- NFTは「Non-Fungible Token」の略。日本語で言うと、非代替性トークンの事。
- 非代替性トークンとは、「代えのきかない暗号資産」の事。
- 過去には、NFT化したツイートや、デジタルアートに破格の値段がついている。
NFT＝唯一無二のデジタルデータ
NFTは「Non-Fungible Token」の略で、日本語では非代替性トークン。
つまり、「価値がある唯一無二のデジタルデータ」ということです。
デジタルデータに所有権を付加する
難しいのはここからですね。
では、「代替性がある」とはどういう事でしょうか。
まず野球のボールで考えてみましょう。
なんの変哲のないボールと、プロ野球選手のサインボールならどちらが価値があるか一目瞭然ですよね。
- 普通のボールは替えがきくので「代替性」がある。
- プロ野球選手のサインボールは世界に一つだけ、替えがきかないので「非代替性」がある。
実体があるものはわかりやすいですね。
では、デジタルデータで考えてみます。
従来のデジタルデータはコピー可能な、「代替性」のあるものでした。
しかし、デジタルデータをNFT化することによって「非代替性」を持たせ、所有権を付加する事が可能となったのです。
- ただのデジタルデータはコピー可能で「代替性」がある。
- NFT化したデータは唯一無二のもの、「非代替性」がある。
NFTは自分の所有物として売却・展示ができるようになる
デジタルデータはデジタルデータ、価値があるものとしてどうやって利用するの？って思いますよね。
僕も初めは、「NFTをもっているから何？」と疑問しか抱きませんでした。
しかし調べるうちに、NFT化したデジタルデータには利用する方法はいくつかあることがわかりました。
NFTマーケットプレイスで転売して稼ぐ
NFTを手に入れる方法として2つあります。
- 自分で製作する
- NFTマーケットプレイスで購入する
こうして手に入れたNFTは転売することができます。
クリエイターでもアーティストでもない方がNFTで稼ぐ方法としては、NFTの転売が一番ポピュラーでしょう。
現状、クリエイターやアーティストではない人にとって、NFTは投機対象としての側面が強いです。
投機を推奨するわけではありませんが、興味のある方は挑戦してみましょう。
メタバースで使用する
メタバースを一言で表すと、「経済活動が可能な仮想空間」といったところでしょう。
メタバースを理解するには「あつまれどうぶつの森 （以下、あつ森) 」という任天堂のゲームで考えてみると良いです。（以下、あつ森)
あつ森のゲーム内では、動物たちが現実世界と同じ時間軸で生活しています。
ただ、動物たちはNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)であり、更にゲーム内の通貨は現実世界では使えません。
メタバースの世界では、キャラクターはみなプレイヤーであり、ゲーム内通貨は現実ともリンクしているのです。
メタバースとは、「動くキャラみなプレイヤーで、ゲームの通貨が現実とリンクするどうぶつの森」
結構雑な説明ですが、実際にプレイしてみないとわからないことが多いかと思います。
では、本題のNFTをメタバースで使うということはどういうことでしょうか。
例えばですが、NFT化された土地を買うとします。
あなたはその土地の所有者となり、マーケットを開いたり、土地を貸して権利収入を得られるようになるのです。
NFT化された土地も、現実の土地と同じような使い方ができる
土地だけではなく、NFT化したアバター用の服や靴をその日の気分によって着せ替えることもできます。
NFTを利用することによって、まるで現実世界のような活動ができるのです。
とはいえ、まだ発展途上の段階。
これからも増々自由度が増すメタバース、早いうちに自分だけのプラットフォームを構築して、未来に先駆けましょう。
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NFTは高額で売れる！？
ここからは、過去の高額取引事例を見ていきましょう。
金額をみたら今までの常識がひっくり返されますよ！
ツイート
米TwitterCEO・ジャックドーシー氏のツイートが日本円にして約3億円で取引されています。
ツイートが3億！？
ちょっと意味がわからないですよね。
そのツイートは検索すれば、もちろん見ることができます。
しかし、このツイートはジャックドーシー氏の初めてのツイートであり、歴史が始まった瞬間でもあります。
これをNFT化することによって、所持する価値が爆増したのです。
デジタルアート
デジタルアーティストのBeeple氏のNFTは約75億円で取引されました。
このデジタルアートは5000日間の創作時間をかけられています。
5000日を年間に直すと、13年と6ヶ月。
膨大な時間をかけてこの作品は作り上げられました。
だとしても約75億円は規格外です。
購入した方がこのNFTをどう利用するかが、気になるところですね。
トレーディングカード
NBA(ナショナル・バスケット・アソシエーション)から公式ライセンスを受けた「NBA TOP SHOT」で、レブロンジェームズというトップ選手のシュート映像付きのトレカが約2270万円で取引されました。
トレカというと、1つの映像を切り抜かれ、それを写したものというイメージですよね。
しかし、デジタルのカードとなると表現が広がります。
動画をカードにするのは、アナログのカードじゃできないこと。
動画をカードにするという手法は、これからのNFTトレカでは当たり前のこととなってきそうです。
まとめ
以上がNFTの基礎の基礎の解説です。
- NFTは唯一無二のデジタルデータ
- NFT化したデジタルデータは転売したり、メタバースというゲーム内で利用できる
- 現実世界の所有の概念を、デジタルの世界にも転用した
NFTの解説をうけていたのに、メタバースとか言う聞いたことのない単語もでてきて混乱してしまう人もいるかも知れません。
メタバースについても別記事で解説しますのでご安心ください。
今回の記事でNFTの基礎をサクッとつかみ、最新技術の知識の土台はできたのではないでしょうか。
理解を深めていき新しい世界へ踏み出していきましょう！