2020.4.17 フェイスブックの子会社などが計画する仮想通貨「リブラ」の方向性を変更するとのニュースがありました。
Libra(リブラ)は、アメリカのFacebookによって開発されたブロックチェーンベースの仮想通貨。2019年6月18日に2020年に発行予定であると発表された[1]。公表以前にはGlobal Coin、またはFacebook Coinとも言われていた。Libraの発行・管理は非営利団体のLibra協会が行う。
引用元:wikipedia
リブラを発行する目的をざっくりいうと、世界中の銀行口座を持たない人のために金融インフラを整えるということ。
デジタル通貨なので、個人で簡単に保管・管理が行えます。
なので、外国へ出稼ぎしている人にも非常に便利なシステムです。
仮想通貨というと投機の面の運用というイメージが強いですが、リブラでは運用面での有効性が期待されているようですね。
また、決済においてもリブラは期待できるものとなるらしく、私も実装されたら最先端のIT技術を取り入れてみようと思っています。
ここで冒頭の計画の変更とはなんだということですが、もともとリブラでは世界共通の通貨を作ろうとしていました。ただ、それを現状断念し、各国々に対応した通貨にするとのことです。
このように、ITの技術というのは一進一退していますが、私本人がそこまで詳しくないので隅々まで説明することができません。笑
なので、今回勉強を兼ねて(ほぼ勉強目的ですが)ビットコイン(仮想通貨)とは何かというのを書いていきたいと思います。
ビットコインとは、実態を持たないバーチャルなお金(仮想通貨)
現金と聞き思い浮かぶのは、日本円のお札や、硬貨でしょうか。
手で触れるものをイメージしますね。
一方仮想通貨は、実体のないバーチャルなお金です。
そのお金をしまっておくときに使うのが「ウォレット」というバーチャルな財布。
スマホやパソコンにアプリとしてダウンロードしておくことで、現金を持ち歩く手間をなくし、いつでも使えるようになります。
さらに、特徴としていくつか挙げてみましょう。
電子データなのでかさばらない
ビットコインは、デジタル通貨であり電子データに過ぎません。
どれだけ金額が大きくても、すべて同じ「ウォレット」を通じて決済することが可能となっています。
決済をするといっても、使用者はアプリで指示を出すだけで、実際の送金をするのはビットコイン取引所になります。
どこでも使える国際通貨
私たちが住む日本の通貨は「円」です。
日本以外の国も通貨を発行し、通貨の量をコントロールすることにより、金利や景気に影響を与えています。
ビットコインは、特定の国や組織が発行しているわけではないので、上記のコントロールを受けないので、世界中どこでも同じように使うことができます。
利用者みんなで管理する分散型通貨
ビットコインは特定の国、組織が管理していません。
では、だれが管理を行っているのでしょうか?
それは、ビットコインの利用者の方たちです。
P2Pネットワークという分散処理システムを用いて、利用者がお互いに承認しあうことにより、「取引の正しさ」を担保しています。
P2Pとは、peer-to-peerの略で、P2Pネットワークとも呼ばれます。
一般的なインターネットは、サーバーで処理された内容をクライアントから利用する通信を行っています。
サーバーというのは、インターネット上にある、プログラムが動作している性能の良いパソコンというイメージです。
クライアントとは、お手元のパソコンやスマホの事です。
P2Pでは、サーバーとクライアントをいう関係ではなく、クライアント同士が繋がることで処理を行っています
引用:TECH ACADEMY magazine
利用者同士の承認によって運用されているので、きわめて「民主的な通貨」と言えます。
所有者の名前が記録される暗号通貨
ビットコインには過去のすべての所有者の名前が記録されています。
どういう取引を経て、現在に至ったか後からさかのぼって確認することができるので、マネーロンダリングの様な不正に悪用されにくくなっています。
ビットコインとクレジットカードの違いは借金かそうじゃないか
クレジットカード残高は、借金と同じと考えられていて、「VISA」や「JCB」などのクレジットカード会社に支払いを一時的に立て替えてもらっています。
その立て替えは「信用(クレジット)」をもとに行われますが、
ビットコインには、「信用(クレジット)」の枠がありません。
そのため、ウォレットに入っている分のビットコインしか取引に利用することができません。この原理は、デビットカードと同じですね。
ビットコインは電子署名という暗号に守られている
ビットコインにおける安全面では、クレジットカードと違い物理的なカードがないので、情報を相手に渡すわけではありませんし、そもそも相手の指定するアドレスにビットコインを送金するだけです。
さらに電子署名という暗号で守られているので、送金中にビットコインが盗まれる心配もありません。
ビットコインはコストが安い
支払われる側としての、ビットコインとクレジットカードの違いは、ズバリ「コスト」です。
加盟店がクレジットカード会社に支払う手数料は、支払いの2~10%と言われていますが、
ビットコインによる支払いでの手数料は1%程度です。
10000円の支払いならわずか数百円の違いしかありませんが、塵も積もれば山となると言いますし、かなりの金額になりますね。
ビットコインの特徴は形、国境がなく、譲渡可能
他にも、電子マネー、ポイントやゲーム内の通貨などバーチャルなお金として似ているものは多々ありますが、やはりどれとも違います。
ビットコインは、
物理的な形がない、国境がない、譲渡可能と覚えておきましょう。
ビットコインの入手方法は3つ
仮想通貨を取り扱ってみたいけど手に入れる方法は?
と、疑問に思う方はいると思います。
方法としては3つです。
- 外貨を買うのと同じように自分で買う(オンライン上の仮想通貨取引所を利用する)
- 誰かから送ってもらう
- 新しくビットコインを掘り当てる(マイニング)
上記3つですが、仮想通貨と一口に言っても多種多様な銘柄があります。
ですが現状購入するのに無難なのはビットコインのようです。
取引量、流通量、安全性、取引所の多さで秀でていますので仮想通貨を利用するのはビットコインがいいのではないかと思います。
自分の力でビットコインを手に入れるマイニング
マイニングとは新たなブロックを生成し、その報酬として仮想通貨を手に入れる行為のことです。一般的には、「採掘」を英訳した「マイニング」という名前で定着しています。
マイニングの役割は「仮想通貨の新規発行」と「取引の承認」です。
仮想通貨の新規発行とは、トランザクションを含んだブロックを生成する作業です。トランザクションデータは、ハッシュ値というデータで保管されます。また、取引の承認とは、トランザクションデータが書き換えられないように検証していく作業のことです。
引用元:bitflyer
要するに、承認作業の報酬としてビットコインをもらうことです。
ビットコインをもらえるならやってみようかと思うかもしれませんが、今は承認作業が極めて複雑となっています。
それには膨大なマシンパワーが必要となっていて、個人が参入するにはコストが高すぎるようです。
まとめ
ビットコインとは、実態を持たないバーチャルなお金(仮想通貨)
ビットコインとは、仮想通貨、デジタル通貨、国際通貨、分散型通貨、暗号通貨と様々な側面を持っている。
ビットコインとクレジットカードの違いは借金かそうじゃないか
ビットコインの仕組みはデビットカードと同じ。
さらに、形を持たず、国境がなく、譲渡可能と覚えておく。
ビットコインの入手方法は3つ
- 外貨を買うのと同じように自分で買う(オンライン上の仮想通貨取引所を利用する)
- 誰かから送ってもらう
- 新しくビットコインを掘り当てる(マイニング)
マイニングの新規参入は極めて難しい。
以上が、ビットコインについてのまとめです。
調べる過程でビットコインの全体像が見えてきました。
次は、ビットコインの仕組みについて書いてみようと思います。