読書をするとたくさんのメリットがあります。論理的に話を組み立てられるようになったり、いい習慣をつけて生活をよくする努力をしようとしたり。
今よりもいい人生を送りたいと思う人には必要不可欠なことです。
読書のメリットに関しては、【いいことづくめ】読書のメリット7選。続けてわかるその効果!を御覧ください。
しかし、読書をしていれば全て良くなるとも言い切れません。
プラスになることはたくさんありますが、反面マイナスとなることも・・・
読書は絶対にした方がいいと、僕は思っています。
だからこそ注意すべき点を理解し、デメリットを受けないよう皆さんには気をつけてほしいのです。
そこで、僕の実体験から読書をしていく上で気をつけなければいけないことをまとめました。
この記事を参考にし、読書の弊害を防ぎましょう。
人を下に見てしまうようになる
これは本当に気をつけた方がいいです。僕も人を見下すようになってしまった時期がありました。
もちろん口には出しませんでしたが、態度には出ていたかもしれません。
知識が増えることによる弊害
なぜ、人を見下すようになるかというと、「知識」が増えるからです。
その人の性質次第だろうとは思いますが、知識が増えることも間違いなく要因の1つです。
増えた知識によっては、そのままスキルや能力の向上につながってきます。
例)エクセルのショートカットキーの知識を得る → 作業効率が上がる
エクセルのショートカットキーくらいなら教えてあげれば良いですよね。
しかし、知識を組み合わせることによってより複雑な思考で物事に取り組むことができるようになります。
知識が増えて能力も上がる、いいことじゃない?と思うかもしれません。
能力が上がったことを実感するまではいいのです。
でも、その能力を鼻にかけ「この人こんなこともできないのか」と心の中で相手を下に見てしまいます。
今思うと、自分のことながら嫌味な人間でした。
対策:知識を人助けに使う
人助けというと大げさですが、できる限り知識を共有するということです。
実際やってみると、難しいことほど説明は大変だし、教えるのも面倒です。
でも、知識の共有を続けていけば自分にもメリットがあります。
- 教えることで更に知識が定着し、伝える練習にもなる
- 周囲の能力が上がれば自分が楽できる
- 感謝されることもある
僕は年齢もそれなりなので、社会人として10年以上生活しています。
その中で優秀な人をたくさん見てきました。
しかし優秀な人の中でも、自分の能力、知識に鼻をかけ、特定の個人をバカにしたり、自分の能力を誇示し従わせようとしたりする人もいました。
確かに正しい事は言っていました。ただ、正しい「だけ」であり、そこには人望も人間性もありません。
だからこそ、知識の共有が正しくできる人には人望が集まります。
相手を尊重するのは基本の基本、知識は自分だけでなく周囲の人のためにも使いましょう。
自分の頭で考えなくなる
読書が習慣化していくと、それに応じて知識も増えていきます。
しかし受動的に本を読んでいると、この本が言っていることが全てだ!
と、言われたままに行動するだけの機械人間になってしまいます。
僕も盲目的に情報を鵜呑みにしてしまい、時間とお金を浪費してしまっていた時期がありました。
騙され、利用されてしまう
エビデンスも示され、説得力のある文章でしたら、無条件に信じてしまう事もあるかも知れないでしょう。
しかし、書いてある事は正しくてもその内容が全て自分に当てはまるとは限りません。
そのように書いてあることを鵜呑みにしてしまうようでは、知らぬうちにカモにされてしまう可能性が非常に高くなります。
WEB上の文章では顕著です。
書く上で何かしらの目的があります。
商品を買ってもらう、オンラインサロンに入ってもらう、メルマガ会員になってもらう等々。
全てが悪とは言いません。
有益な情報を無料で見させてもらい、その報酬としてお金を払う分には全く問題ありません。
重要なのは「自分で情報を精査する」事です。
書いてあることを盲目的に信じこんでいたら、自分の考えの余白がなくなります。
対策:自分基準の目でみる
基本的には、疑いの目を持って本を読むことをオススメします。
本当にそうだろうか?一次情報はどこからだろうか?特定の人にしか当てはまらないことでは?
書いてあることが正しそうでも、自分に当てはまることかどうかは別です。
例)会社員は搾取される
この情報を得て、じゃあ会社辞めた方がいいな、とすぐやめてしまったら生活が立ち行かなくなる可能性大です。
もちろん、すぐ辞めるのは危険と書いてくれる人もいます。
しかしすぐにフリーランスになるべきだ!という意見を突きつけてくる人もいるかもしれません。
親切で言ってくれているのかもしれません。重い決断が必要なときほど一歩踏みとどまり、情報が自分にとってどうなのかと考えるクセをつけましょう。
そうすれば無闇に情報を使うのではなく、自分の考えを組み合わせた新しい発想が生まれる可能性が高くなりますよ。
人付き合いが悪くなる
ビジネス書を読んでいると、不要な飲み会や、付き合いに行くな!と、書いてあります。
自分の時間を作り、やりたい事をやりなさいと言うことですね。
そんな極端な・・と思っていたのですが、気づいたら飲み会も遊びの誘いも断りまくる、ノリ悪人間になってしまいました。
誰かといる必要がない
本を読んでいると、好奇心が湧いてきて色々なことに興味を持ち出します。
休日はもちろん平日も、時間があればこれをやってみよう!と行動派になっていきました。
でも、これがほぼ一人で出来ることでしたので、誰かといる必要が全くなかったのです。
家にいれば妻という話し相手もいる。やりたい事もある。
そうして、目的がない誘いを無駄と考えるようになりました。
対策:心から大切に思う人だけ付き合う
ただ、誘いを全て断ってると本当に繋がりもなくなりそうだし、たまには昔からの友人に会いたいときもあります。
それに誘ってくれる人の中には、あなたを本当に大事に思ってくれる人もいます。
仕事に行き詰まっている時、プライベートでうまくいっていない時、なんとも言えないモヤモヤがつきまとう時。
こんなときにひとりでいると、嫌な考えが頭の中を占拠して、気持ちがどんどんネガティブになっていきます。
そんなときに力になってくれるのは、利害関係のない友人です。
将来のことを考えて勉強したり、本を読み知識をつけたり自分を高める時間はとても大事。
ですが、息抜きとして馬鹿話して大笑いする時間も同じように大事です。心の安定剤と言っても過言ではありません。
なんでも断るのではなく、自分が一緒にいて心から楽しいと思える相手とは繋がりをもちましょう。
ただ同じ学校・職場にいてなんとなく気があっただけ、そんな風に考えてはいけません。
自分が本当に大事だと思える相手は、あなたにとって一生モノの宝物です。
まとめ
読書をする上で気をつけるべきことをまとめました。
・人を下に見てしまうようになる → 対策:知識を人助けに使う
・自分の頭で考えなくなる → 対策:自分基準の目でみる
・人付き合いが悪くなる → 対策:心から大切に思う人だけ付き合う
読書を始めたばかりのときは、特に上記に書いたような状態になりやすいです。
僕は20代後半になってから読書を始めたような、本に縁のない人間だったので良くない影響も受けやすかったのかもしれません。
読書は趣味でもあり勉強でもあります。
生涯読書を続ける上でこの記事が参考になれば幸いです。
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